3日で全部を仕上げるという相変わらず過ぎる逸話と共に届けられた、奇才・Jack Whiteの最新作。

 

 

創作の爆発力は平常運転ですが、作り方自体は相変わらずではないようで、

頭の中で組み上げたものを楽器&ラップトップで再現するという方法論が取られたようです。

 

あれだけアナログに固執してたのに気が変わったのか、、?

 

(リードシングル。この曲はまだ正攻法の作りに近いですし、これまでの路線の延長戦上ですが、間奏部分などはかなりフリーキーです。)

 

本人に聴いたわけではないですが、ホワイトストライプス時代から、ジャックがアドリブで弾いたフレーズやメロディから構築していくパターンが主だったはず。

普通そんなやり方だとマンネリ一直線なはずなのですが、そこは希代の天才・ジャック様。

キレキレのリフやフレーズを生み出す打率の高さや、生来のメロディーメイカーとしての才で強引にねじ伏せてきたのでした。

 

というわけで(?)、今回の手法というのは、少なくともジャックにとってはかなりイレギュラーなやり方だったはず。

実際、今作では、ジャックらしいエッジの立ったギターフレーズ、もといクレイジーなギターソロも散見されるものの、

それはあくまで楽曲を構成するパーツとしての登場に留まっています。

 

その代わり、ホワイトストライプス時代にはそもそもトライ出来るはずもなかったアフリカンなリズムを導入するなど、

とにかく音楽的な実験に重きを置いた、エクスペリメンタルな作品になっています。

とはいえ、そこはジャックなので、メロディーという概念自体を壊して、、とか、既存の楽曲フォーマットから逸脱しまくり、、とかそういったことにまではなっていませんが。

 

でも、ハッキリ言って、かなり評価が分かれる作品なのは間違いないですね。

僕も最初に聴いた時は「、、なにこれ?」って感じでした。

特に僕の場合は、ホワイトストライプス時代がデフォになっているというか、あの豊満メグお姉さまのせいで、

「ジャックに上手いパーカッションなんて合わねえだろ?」っていう頭と体になってしまってるんで。

 

ただ、何回か聴いていくうちに、それぞれの楽曲の輪郭が浮き上がってきてクセになってくる感覚がありました。

バンド・ソロを通じても、今作が1番アイデアの数が詰まっている作品だと思いますし、「聴けば聴くほど新たな発見が、、」というアルバムになってくれそう。

 

ソロのアルバムの中では、個人的には1番ハマるアルバムになりそうです。

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