
世の中には色んな形の文章・色んなシーンにおける文章があるわけで、「良い文章ってそもそも何よ? 」ということを突き詰めるとキリが無い部分もあります。
ただ、
- ウェブライティング
- 仕事で書く文章
といった、人に何かを伝えるための文章を書くのであれば、「技巧的に優れているけど読みにくい文章」よりも、「平易だけど読みやすい文章」の方がずっと良いのは確かです。
ちょっとしたことを意識するだけで劇的に変わりますので、取り入れられそうなものからやってみてください!
目次
読みやすい文章を書くための5つのポイント
① 1文は出来るだけ短くする。
まず最初に意識するべきポイントはこれかなと思います。
文章力にあまり自信の無い方は特に!
なぜかというと、1文を長くすると、その分ミスが出る確率が上がるから!
言葉が多い分、単純に文法や語彙に関わるミスが増えやすくなります。
もし仮にミスしなかったとしても、書いている最中にケアしなければいけない事柄が増えるので、精神的な面での負担が知らず知らずの内に増します。
また、以下のようなデメリットも。
- 結論が文末になることで、読者に無意識の内にストレスを与える。
- 文節が増えることで、修飾・非修飾関係が不明瞭になりやすい。
平たく言えば、「まどろっこしくて、何を言ってんのかよく分かんねーよ!」という文章になってしまう確率が上がってしまうんですね。
慣れてくれば、ある程度1文を長くしても問題は無いと思います。
それまでは、「1文を出来るだけ短く出来ないか?」と考えると、ラクですし、読みやすさもアップします!
② 太字・赤字は基準を設けて使用する。
たまにあるのが、ただなんとなく赤字・太字を使ってしまうパターン。
ですが、不必要な太字・赤字は、むしろ読みづらさがアップする原因になってしまいます。
乱用は避け、本当に必要な部分に対してだけ、用いましょう。
また、
- そこそこ大事なポイントには黒の太字。
- 凄く大事なポイントには赤の太字。
という風に基準を設けて使用すると、なお良いです!
③ 3~4行をひとかたまりにして改行をする。
分かりやすい例として「Yahoo!ニュース」で説明します。
Yahoo!ニュースにアップされる記事には様々なものがありますよね。下世話なものから超硬派なものまで!
それらの記事は内容だけではなく、文章の型も様々です。
中には5~6行以上に渡って改行が無いようなケースも見られます。
特に、他媒体の記事を転載・引用している記事の中にはそういったものが少なくないです。
ある程度以上は元の記事の形を活かすので、そうなってくるわけですね。
結論から言えば、読みやすい文章という観点で言うと、そういった記事はNGです。
もう少し意図を正確に言えば、
「別にダメなわけではないけどNGに思う人が少なくないので、何かを伝える文章としてはやめておくのが無難」です。
僕は活字というものに対して抵抗感がないので、そういった記事であってもほとんど苦にはなりません。
同じように、文字を読むことに慣れている方・文字を読むことが好きな方は、おそらく問題ないはず。
ですが、普通の人(「普通の人」の定義が難しいですが)の場合は、文がミチミチに詰まっていると、読んでいて疲れてしまう可能性が高いです。
それでも読んでくれる分にはまだいいんですが、ページを開いた瞬間に「うわっ読みづらいな。。」と感じて、そのまま他のサイトへ行ってしまう場合も。
いずれにせよ、読者の方にストレスを感じさせる文章になってしまう危険が大きいので、
ビジュアル的に見てスッキリしているかどうかという部分には注意するべきです!
とはいえ、「スッキリしているかどうか」という美的感覚は人によって違いますが、
「3~4行をひとかたまりにして改行する」という風にすると、多くの人にとって見やすい形になりやすいのでオススメ!
④ 画像を入れる。
これはウェブサイトの場合のお話ですが、完全に文字だけとなると、途端に見づらさがアップします。
なので、適宜画像を入れましょう。
該当する部分にピッタリあった画像を挿入出来れば、イメージも湧きやすくなるし、ビジュアル的にも華やかになるしと良いことづくめ!
「写真ac」や「Pixta」といった無料の素材サイトを活用しましょう!
⑤ 次の日にリライトする。
素晴らしく完璧な文章を一撃で書ける人は稀です。
何回も見直すことで、必ずクオリティーは上がっていきます。
サイトマーケティングについて半端なく詳しく解説してくれる化物サイトの「バズ部」さんは
1記事あたり平均600回の校正(リライト)を行っているそうですw
さすがにそこまでやる必要があるかどうかはさておき、文章力が元々ある人ですら、そういった努力をしているということ!
とはいえ、ただなんとなーくやるだけでは効果は薄いです。
「ここは具体例を入れた方がより伝わりやすいかな?」
「違う言葉を使った方がスっと頭に入るかな?」
「ただ羅列するより表やグラフを使った方が良いかな?」
という感じで、少しでも良くしようという意識を持って行うことが大事!
オススメなのは、まず書いた次の日に読み返すこと!
その次は3日後、その次は1週間後、、という感じで徐々に間を空けて読み返すと、自分の書いた文章をより客観的に見れるようになるのでおすすめ!
⑥ 常に読者の視点に立って、1ミリでも良くしようという姿勢。
1番重要なのはこれだと思います。
ここまで説明してきた①~⑤もこの姿勢があってこそ!
- この記事から読み始める新規客にはどういう配慮をすべきか?
- どういう表現・見せ方をすれば、より相手に伝わるか?
- 何を足せばor引けば、より分かりやすくなるか?
- ブログ&記事に出来るだけ興味を持ってもらうためにはどうすべきか?
などなど、読者の視点に立って考えることが超重要です。
そうすれば、独りよがりな文章から卒業できます!
まとめ
文章というものは正解が無いだけに、こだわりだすとキリがない部分もあります。
まずはじめはあまり堅苦しく考えすぎず、少しずつよくしていこうというマインドでやってみてください!
さらに詳しく学びたい方は、以下の書籍がおすすめです。
沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—〈SEOのためのライティング教本〉 | ||||
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ふざけた表紙ですがw、中身はホンモノ!
お読み頂き、ありがとうございました!