
僕は特別インドアというわけではないのですが、
どちらと言えばライブよりも音源派です。
ライブと音源は、セミナーと書籍の関係に近いかもしれませんが、
やはり音源の場合は素材が最大限生きるにはどうすべきか思案した上で
ベストテイクが
いずれにせよ、ライブが音源を超えることが無い、もしくは無いだろうと
判断出来るミュージシャンについては、音源だけ楽しんで終わることが大半です。
これはもちろん、ライブでの歌や楽器が上手い下手という技術的な問題の話ではなく。
むしろ下手でも、というか下手がゆえにライブではマジックが宿る人たちもいますから、
そういう人に関しては「ライブも観てみたいぜ!」となります。
Wilcoのライブ動画全部
乱暴にもほどがある書き方ですが、マジでそうなんでしょうがない。
正確に言えば、2010年以後くらいの彼らの動画全部。(←結局それかい)
僕は「Yankee Hotel Foxtrot」が中学生時代にドンピシャ(?)だったのですが、その後10年くらいずっとピンと来ず。
ジェフ・トゥイーディの所在なさげな歌も、正直苦手でした。
、、だったのですが、近年のライブ動画を観てからというものの、彼らの凄まじさを完全に理解。
Wilcoは、世界で最も芳醇な音楽を披露出来るバンドじゃないですかね?
とにかく、鳴らし方やアンサンブルへのこだわりが半端じゃないです。
一歩間違えば保守的なルーツミュージックに陥りがちな音像を一瞬でぶち壊す
Nels Cline(ネルス・クライン)のクレイジーなギターや、
一打一打のクリアさと抜群のグルーヴ感で
ダイナミズム生み出しまくりのGlenn Kotche(グレン・コッチェ)のドラムスなど、
楽器隊は全員力量が鬼で、各楽器を追うだけでも毎回新たな発見がある感じ。