煽り気味なタイトルかもしれませんが、最初に断っておくと、僕はダイアンの大ファンです。
抜きんでた漫才を既にやっていたbase時代からのファンで、最近はなかなか単独のチケットも取れなくなってしまいましたが、よなよなは欠かさず聴いています。
特に西澤(ユースケ)のボケの間合いや雰囲気は、ある種の発明だと思ってます。
ダウンタウンをトレースしているだけという意見もあるようですが、僕はそうは思いません。
ですが、ダイアンの東京進出は失敗します。
もちろん、芸人として一度は東京で勝負、、という気持ちは分かりますし、東京で失敗したから✖、成功したから〇という話ではありません。
ダイアンの東京進出が失敗する理由
ダイアンはコンビ間でのやり取り以外に突出したものがない
ダイアンが平場に弱いというのはよく言われています。
東京に進出してからダイアンを知るというになった人は、もう既に感じておられるかもしれませんが、古参のファンである僕もその意見には反対する余地がありません。笑
彼らは関西にいる時も、ロケやひな壇での絡みは大いに微妙でした。この点は、先輩の千鳥と大きく違う点だと思います。
千鳥は好き嫌いが分かれるにしても、関東よりも規制が緩い関西で、自分たちの色を大いに出してました。
逆にダイアンは、いつまで経っても平場で目立つことはありませんでした。
これには色々理由があると思いますが、1番の理由はコンビ間でのやり取り以外が苦手だからという点に尽きると思います。
特に西澤さんは、元々が非常に大人しい性格の方ということもあり、周りを押しのけてグイっと前に出るということが非常に苦手な人です。
また、大人しい上に非常に周りに気を使うタイプの人(つまり言っちゃえば素はけっこう普通の人)ということもあり、自分のセンスを周りとの共同作業の中で発揮するための最適解を未だに見いだせていない印象です。
慣れ親しんだ関西でも、結局最後までその感じは変わらなかったので、関東ではなおさら難しいと思います。
そして、西澤さんがそういう風な感じなら、あとは津田さんがイジられるという道しかない、、しかも繰り出せる球種はめっちゃ少ない、、というかなり詰んだ状況での東京進出。
お笑いコンビにも色々な形がありますし、どれが正解というわけでもないのですが、ダイアンの場合は古くからの友達である2人の間でのケミストリーに特化したタイプ。
何にも詳しくない2人(←これも「にん」という意味ではかなりの泣き所ですが。)が、最高にばかばかしい中身のないやり取りをするところに最大の魅力があるコンビであるがために、
大人数の共同作業の中でのパフォーマンスが求められる現代バラエティーには向いていません。