世界各国のリーグや大会において、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)の導入が進んでいます。
VARとは簡単に言うと、審判でも判定に迷うような微妙なシーンを、ビデオ再生の力を借りて再検証するシステムです。
そんなVARは、Jリーグでも2020年の開幕時より、J1の試合を対象にVARの活用が始まりました。
ですが、VARの導入については賛否両論があり、未だに答えの出ていない議題でもあります。
そこでこの記事では、そんなVARのメリットとデメリットについて、カンタンにご説明します!
VARのメリット
VARの1番のメリットは何と言っても、「試合の後に遺恨を残すような誤審がほぼゼロになる」ということです。
VAR導入前のサッカーの試合では、誤審が頻繁に発生し、そのたびに物議を醸していました。
VARは試合の流れを左右する重大なシーンに限られる仕組みなので、サッカーの試合から誤審が無くなるというわけではありません。
ただ、「後から観たらどうみても誤審。あれが正しくジャッジされていれば、勝っていたのに。。」みたいな状況は、ほぼ起こらなくなると予想されます。
VARのデメリット
一方で、VARの1番のデメリットとされているのが、試合の流れが中断してしまうことです。
野球やアメフトなどの他のスポーツと違い、プレーが切れることなく、断続的に状況が変化し続けるのがサッカーの醍醐味の1つであると考えている人は多いです。
そのため、「VARで試合の流れを切ってしまうくらいなら、いらない。多少の誤審は容認しようじゃないか。」という派閥(?)があるのも確かです。
まとめ
誤審が起こると、レフェリーの力不足を指摘する声が必ず上がります。
ですが、サッカーの戦術やスピード感は日々進歩しているので、もはや人間の眼だけでジャッジするのは厳しいシーンが増えているのは間違いないです。
サッカーはミスのスポーツとも言われ、それ自体は全くその通りだと思います。
ただ、個人的には誤審までその概念の中に含むのは違うかなと思うので、VARの導入は大賛成です。
誤審を見逃すことでモヤモヤを残すくらいであれば、試合の流れを一旦切ってでも正しいジャッジを積み重ねていってもらう方がスッキリできますし、
レフェリーの方へのプレッシャーも軽減できるのではないかなと思っています。