インターネット上で、主に法律、医療についての相談ごとが出来るサイトを検索すると、
上位に表示されているのが、「ジャストアンサー/Just answer」という会社のサイトです。
広告費をかけて「〇〇と検索された時に上位に表示されるようにする」といったような施策などは、
ネット広告の手法として普通にあるもので、それ自体がダメなわけでは全くありません。
ただ逆に言えば、上位に出てくるからといって優良サイトだとは全く限らないのですが、
ネット知識があまり無い方は、上位に出てきた時点で疑いを持たなくなる傾向があります。
そしてジャストアンサーも、様々な検索キーワードで上位表示されるように広告を出しまくっています。
このサイトの場合は、一見完全無料というような見せ方でありながら、質問するとほぼ必ず返信が送られてきて、その時点で料金が発生・請求されるという流れになっています。
一応ジャストアンサー上に、その旨は(分かりにくく)記載されているため、
完全な騙しサイトとまでは言えないのですが、かなりグレーであることは間違いないと言えます。
そんなジャストアンサーに質問してしまった場合、料金を請求されてしまった場合、どう対処すべきか解説します。
以下のような優良サービスの方が何倍もおすすめです。
ジャストアンサーに質問してしまった場合の対処方法
ジャストアンサーの規約にはこのように書かれています。
10.サービスの停止または解約
ユーザーは自己の裁量で使用するサービスやアカウントをいつでも解約できます。解約するには、Eメールによる書面にて info@justanswer.jp に申し出ることとします。解約は、弊社がユーザーによる解約通知を受領してから、7 営業日以内に有効となります。弊社が契約上の重大な違反を犯したことによりサービスが解約されるなど、適用される法律によって強制される場合を除き、料金は返金されません。 JustAnswer は、本サイト全体またはその一部のサービスを拒否、修正および打ち切ったり、ユーザーのアカウントを制限、停止したり、ユーザーを解約する権利を留保します。JustAnswer が、理由もなくユーザーのアカウントを解約したり、適用される法律によって強制される場合、弊社は本サイトを利用できなくなる日から換算して前払い分の料金から、契約の早期終了に伴い利用できない日を差し引いたうえで、差額分をお返しいたします。
実は僕の親類も御多分に漏れず(?)ジャストアンサーに質問をして料金を請求されたのですが、
これに沿ってメールを送り、解約することは出来ました。
こういうサイトだと、「問い合わせ」とは名ばかりで、音信不通になることもあり得るのでまだかなりマシな方だとも言えますが、
そういった部分も含めて¨なるべくまともなサイトだと装っている¨という風にも取れなくはないです。
ただ、既に支払いが済んでいるお金に関しては、原則戻ってこないようです。
僕の親類も、5000円ほど払った形になったようです。
個々の事例にもよると思いますが、「解約はできるけど、返金してもらうのは難しい」というのがデフォルトみたいです。
いずれにせよ、上記のようにジャストアンサー側が期限を切ってきているので、
対処するのであれば、なるべく早めにメールを送ってみることをおすすめします。
、、ただですね、そもそものお話をすれば、僕の親類も含め、質問してしまった側の脇の甘さというのは確実にあると思います。
¨無料だとしたら、なぜ無料なのか?¨という部分を考えずに、ただただ「無料だからラッキー」と条件反射的に考えたのであれば、
それはやはり反省すべき点だと思います。
もちろん、「無料は全ておかしい」と言いたいわけではありません。
例えば、こういった相談サイトの場合、
「サイト自体が特定のスポンサーと契約していて、一定額の収益は最初から確保出来ているので
サービスは無料で提供できる」といったケースは全然あると思います。
CMスポンサーがついているから、放送自体はタダに近い額で見れてるわけです。
要は、「理由や仕組みが分からないけど、無料だからラッキー!」と条件反射的に飛びつくことが問題なんですね。
他には例えば、「相談自体は無料です。実際に解決に向けて着手する場合は有料になるケースもあります。
その場合ももちろん応相談です。」と明記されているのが、以下のサイトです。
「成功報酬型なので、相談の部分が無料になっている」と聞けば、納得感もあると思います。
(保険屋さんとか、携帯ショップとかだって、そのような形態を採用している業態は普通にありますよね。)
消費者センターなどだと、込み入った話などは結局できずに終わることも多いですし、
そもそもジャストアンサーより100倍ベターなので、
今回の件も含め、悩み事・相談事がある方は覗いてみて頂ければと思います。
要は今回のケースに限らず、
「サービス(価値)を提供していて、なおかつそのサービス自体を維持しないといけないはずなのに、なぜ無料なのか?
そこに納得のいく理由や仕組みがあるか?」
という点をきちんと考えることが大事です!