どんなデュオなのかは、僕が書くより所属レーベルの紹介文を読んでもらう方が100倍良いので、そちらを。

 

Aiming For Enrikeってバンド名良いですね。「狙いはエンリケ」。

あと、ノルウェーのバンドなのに、アルバム収録曲の曲名に日本人(日系?)の名前が含まれてるのはどういうことだぜ?

 

で、バンドサウンドにおいてベースがおらんということは、一般的に言えばかなりのハンデを負うわけで。

「複雑に構成された楽曲を志向するマスロックテイストだと一層キツいんじゃ?」と思いましたが、

「これはベースのいるいないはマジで関係ねえな」と思えるくらいかっこいいです。

 

基本的にはループを多用することでそのハンデを克服してるんですが、だからと言って適当に音を重ねるだけでは雑音にしかならないわけです。

にも関わらず、ここまで素敵な仕上がりになってるってことは、「センスのある奴らがロジカルにカオスを作り出している」ということなんだと思います。

 

一般的なロックをはじめ、ジャズ・ポップスなどのポピュラーミュージックは、快感原則を理論・理屈である程度説明出来るわけですが、

こういうポストロックな楽曲はそういう部分があまり確立されていないがゆえに、センスがモロに出る感じがします。

 

また、マスロックテイストは多分にありますが、幹になっているのはポストハードコア的な精神なのかな?とも思います。

上記の紹介文でもBATTLESと比較されてますが、(HELLA、LITNING BOLTなつかしいな、、)

Aiming For Enrikeの場合、本家のタイトさに加え異様なドライヴ感も兼ね備えていて、また違った魅力があります。

 

機会があればこれは生で見てみたいです。

(2018年4月に来日していたようですが、ハードにも程があるスケジュールが組まれていて笑いました。)

 

Aiming For Enrikeの音源はこちらから。

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